脱穀 |
せっせこ脱穀する | ( 撮影・画像加工・文章・編集:貴山敬 ) |
漆山家玄関の飾り。 |
出発の前にお茶を頂きました。これはキクイモ。 |
漆山さんのお宅の軒先で咲いていた秋明菊。 |
出発。後ろは漆山さん。 |
かけかえ風景。自然乾燥の稲杭。昔はどの田んぼもこうでした。 |
刈り取られた稲株。 |
「かけかえ」について説明する漆山さん。「かけかえ」とは稲の天日干しのために行う作業の事で、刈り取った稲束を角度・長さを考えながら上手に積んでいきます。天候にあわせて、時には数回の「かけかえ」を行います。自然乾燥のお米の方が美味しいとの事。上手な人がやると、横から並んだ姿を見たときに、端がびしっと揃うそうです。 |
なるほどー。 |
これが脱穀機。私(貴山)は右のかけかえされた稲穂を一つずつとって渡す作業でした。機械速度にあわせて、せっせこ取るので、かなりの重労働。 |
渡された稲穂を、漆山さんが機械にいれていきます。 |
稲穂。 |
ガガガッと脱穀していきます。時折、米粒が弾丸のように飛んできて私の顔を直撃しました。 |
脱穀された穂束を取って、 |
下において、 |
一束にします。 |
休憩中。一番右は私(貴山)。 |
「昔は冬仕事にこうやってみんな縄をなったもんだ。」 ※縄は「編む」のではなく、縄を「なう」と表現します。 |
うまくできません。 |
イナゴ。 |
お昼に帰る途中で畑を見せてもらいました。これは干柿になる柿。 |
葡萄畑(デラウェア)。 |
自家消費用リンゴの木。 |
帽子の上にトンボが一匹。 |
漆山さんのお宅でお昼を頂きました。左から漆山さんお手製の「黒米」を入れたご飯、ほうれん草(じゃなかったかも)のおひたし、サンマの煮物。ほとんど自家製です。 |
あんずの甘酢づけ。甘さとすっぱさがなんともいえないハーモニーを。 |
玄関にいたカマキリ。 |
確かラズベリー。 |
田んぼの端に植えられていた黒いお米。観賞用との事。観賞用??? |
畦に咲いていた花。 |
今年の冷害について説明する漆山さん。山間部での被害が特にひどいそうです。 |
わかるでしょうか。白っぽい籾が、早生の品種に多く見られた、冷害によって中に実が入っていない籾です。 |
脱穀が終わった状態。白い袋が米袋です。 |
一袋25kgぐらいある米袋をフンッと持ち上げて、 |
台車で運びます。 |
米袋をトラックに乗せます。つまり、たくさんの米袋(1袋25kg)を1日3回持ち上げる事になり、とっても重労働です。 |
藁の束も運びます。 |
田んぼに残ったくず藁はそのままにすると、雑草の種が生き残ってしまうのと、田んぼの乾きが悪いので火をつけます。 |
次々と点火。 |
稲藁を積んでいきます。崩れないようにうまく積むのも熟練の技。 |
ビニールをかぶせて終了。まとめた藁は酪農家の敷藁材に。 脱穀作業時の稲ぼこりのチクチクさは相当なもので、作業後に顔を拭くと、すごくチクチクします。 今日一日、爽やかな、きつい肉体労働でした。これを二人でやるのはなかなかですね。この作業で田んぼ作業が終わりなので、田んぼ農家にとっては特別な作業なのだそうです。 |
脱穀が終わった稲杭。 |
最後にまたお茶を頂きました。これはごぼうのかりんとう。 |
秘伝豆蒸しパン。漆山さんオリジナル。 |
すごいおいしかったプラムジュース。 |
ズイキ(里芋の茎)を乾燥中。山形の郷土料理、納豆汁の具となります。 |
漆山さんの自家消費用の畑も見せてもらいました。これはカブ。 |
大根。畑の作物を見ながら、今日の献立を考えます。何とも贅沢ですねー。 |
ブロッコリー(花蕾がまだ成長してません)。 |
脱穀 |